2月13~14日、さいたまスーパーアリーナで「埼玉サイクルエキスポ」が開催され、視察に行ってきました。
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埼玉県が主導で開催している自転車の試乗・展示会で、全国の自転車関連企業・団体が多数出展していました。

その会場内で、「サイクリングしまなみ」を主催する愛媛県、「榛名山ヒルクライム in 高崎」を主催する高崎市(群馬県)が、ブールを構え、大会のPR活動を展開していました。
どちらも、配布用のチラシを切らせてしまうほどの盛況ぶりだったようです。

IMG_5240「サイクリングしまなみ」は、愛媛県今治市と広島県尾道市の結ぶ全長約60kmの自動車専用道路「瀬戸内しまなみ海道」を舞台に、2014年、8,000人という国内最大規模のサイクリングイベントです。
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共用中の自動車専用道を交通規制して、コースとして参加者が走ることができるという、国内でも大変珍しい貴重なイベントです。
また、瀬戸内しまなみ海道を「サイクリストの聖地」と銘打って、年間を通じて、国内に留まらず世界各地からサイクリストや観光客を招き入れています。
今年は10月30日開催予定で、その事前PRと「サイクリストの聖地」の普及活動を精力的に行っていました。

 

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「榛名山ヒルクライム in 高崎」は、群馬県高崎市の榛名地区を舞台に開催している、超人気ヒルクライムレースです。
2013年の初開催から約4,000人が集まり、2015年の第3回大会では、6,600人を超える規模に拡大しました。
地元の住民や市職員ら総出による参加者への丁寧におもてなしが評判です。
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2日間開催で、1日目に榛名山山頂の榛名湖畔を走る個人タイムトライアル、2日目にメインイベントとなるヒルクライムレースとなります。
ヒルクライムも、脚力・難易度別に3つの距離別コースに分かれており、参加者のニーズに応えつつ規模を拡大していくための工夫がなされています。
今後も、さらに拡大と高い評価が期待されます。

2つのブースを視察して感じたことは、主催者となる自治体職員が、県外から少しでも多くのサイクリストを誘引するための工夫やコンテンツを練って用意し、それぞれのイベントに誇りをもってPRしていることです。
マラソン大会同様に、サイクリングイベントも徐々に国内に広がりつつあり、特徴のないイベントは徐々に淘汰されてしまいかねません。
イベントを育てていくには、集客のための活動を積極的に行う姿勢とイベントそのものの魅力を高める努力が「車の両輪の関係」のごとく必要だということを再確認しました。